ニキビ・ニキビ痕
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルはIPLという光を顔全体に照射することにより、ニキビの炎症による色素沈着・赤ら顔・毛穴の開きなどを改善する治療です。真皮層のコラーゲンの産生を促し、肌の内側から美しい肌へと生まれ変わります。
当院では、フォトフェイシャルの最高機種であるM22（ルミナス）を使っています。
照射後の肌へのダメージも少なく、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。
施術時間はおよそ10分程度で、約1か月1回のペースで、5回程度治療します。術後絆創膏を貼る必要がないため、すぐにメイクや洗顔が可能です。
継続して治療することで、表面のアクネ菌が殺菌されニキビができにくいお肌になります。
ピコレーザー
ピコレーザーには、「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」という3つの治療法があります。
ニキビ痕、毛穴の開きには「ピコフラクショナルレーザー」という治療が効果的です。ピコフラクショナルは、肌の深部にエネルギーを届けることで照射部分のコラーゲンを増やし、肌の再生を促します。従来のCO２フラクショナルレーザーと比べると、ピコフラクショナルは衝撃波によって表皮内に小さな空洞をつくるため、表皮へのダメージが少なく、ダウンタイムも少ないのが特徴です。
痛みは軽いため、麻酔なしでも照射することができますが、痛みが心配な方には麻酔をします。3〜4回ほどの治療で、治療効果が現れてきます。
ダーマペン
ヒトは、何かの衝撃で傷がつくと傷つけられた肌は元に戻ろうとする力（創傷治癒力）が働きます。
ダーマペンは、極細の針で真皮層に穴をあけ、その創傷治癒力を利用して、肌の再生を促す治療法です。コラーゲンの生成も促進され、肌質が変わります。またニキビやニキビ痕の原因である皮脂の過剰分泌や炎症を抑えることができます。
ダーマペンで使用する針の長さは調整できるため、患者さんの肌の症状に合った治療が可能です。
ダーマペンの1回の治療時間は約20分で麻酔時間も含めると約1時間です。個人差はありますが、約1か月間隔で5回ほど繰り返し行うことでより効果が期待できます。
痛みはほとんど感じませんが、ご心配な方は麻酔クリームなどで対応させていただきます。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、しみの治療だけでなく、ニキビやニキビ痕にも効果的な治用法です。皮膚に化学物質（酸性の薬品）をぬり、不要になった角質を取り除きます。ピーリングすることで、皮膚の新しく健康な皮膚の生成が促され、毛穴のつまりや、ニキビが改善します。角質と同時に皮脂も取り除かれ、サラッとした肌になります。
当クリニックでは、美肌効果の高い「サリチル酸マクロゴールピーリング」を行っていますが、痛みや赤み、ただれ、かさぶた、色素沈着などはほとんど起こりません。術後お顔のほてりがある場合は冷やしてください。
ピーリング後1週間ぐらいで、肌が一番良い状態となります。
マッサージピール
マッサージピールはマッサージをしながら治療を行うため、「マッサージピール」と呼ばれています。イタリア製の薬剤（PRX-T33）を皮膚にぬり、マッサージしながらお肌の真皮深層にまで働きかける治療です。「コラーゲンピール」と称しているクリニックもあります。
ケミカルピーリングは古い角質を取り除く（剥がす）ことで肌の再生を促すのに対し、マッサージピールは表皮を剥がすのではなく、線維芽細胞を活性化させコラーゲンの産生を促します。施術直後からお肌のハリやツヤ、弾力を感じることができます。
マッサージピールはヒリヒリとした軽い痛みが起こることもありますが、基本的にはダウンタイムがほとんどない治療です。
ただし、単純ヘルペスの症状がある方、妊娠中の方、ケロイド体質の方などは、治療が行えない場合があります。医師にご相談ください。
ピル
ピルは一般的に経口避妊薬として知られていますが、そのほかにも、生理による体の負担軽減や、卵巣がんなど女性特有の症状の予防、肌荒れ・ニキビの改善などにも効果があります。
女性は多くの場合、月経前や月経中は生理痛や腰痛、肌荒れなどさまざまな体の不調が現れます。ニキビや肌荒れの原因には女性ホルモンの分泌が関係しており、排卵数日後から、皮脂分泌作用のあるプロゲステロン（黄体ホルモンの一種）が増加します。また生理中は保湿作用のあるエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少し、肌が乾燥します。これらの働きによりニキビや肌荒れが起こりやすくなるわけです。
低用量ピルを服用することでホルモンのバランスが整えられ、肌荒れ、ニキビの改善につながります。